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三田市の予算を調べてみました φ(..)



★平成23年度 図書館年報に平成24年度の三田市の一般会計予算と図書館費が出ていました。図書館にかかっている費用を確認することができます


平成24年度一般会計総予算(405億円)

うち教育費 49億円
うち図書館費 2.7億円
教育費以外の予算 355億円




2013.6.17 [三田市議会インターネット録画中継]三田市議会第3日目一般質問(長谷川 美樹)

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[18分04秒] 市長は、図書館の費用に関して、「現在でも人件費を合わせて2億円、一般の管理運営は2億7千万円の費用がかかっている」と述べていますが、これは本当に費用がかかりすぎているのでしょうか?


★子供の教育は小学校が中心ですが、大人の生涯学習のためには図書館が必須の施設です。図書館は国民の知る権利を保障する機関です。図書館法第十七条では「公立図書館は、入館料その他図書館資料の利用に対するいかなる対価をも徴収してはならない」と定められています。図書館資料の利用について無料とすることで、経済的な格差があったとしても知識の格差が生じないようにしているのです

★図書館学では「図書館の三要素」ということが言われます。「図書館の資料」とそれを収める「図書館の建物」、そしてそれを利用する「図書館利用者」です。それらを結びつけるのが司書の役割とされています。そのいずれが欠けても図書館は成り立ちません

★三田市の平成24年度一般会計予算は405億円ですが、教育費には49億円(12.2%)しか支出していません。中でも図書館費は2.7億円でわずか0.7%です。平成23年度図書館年報では「貸出サービス実績」として、個人貸出点数1,215,188点 × 資料平均単価(1,398円)= 1,698,832,824円 という指標があげられていました。年間の貸出冊数に本の平均価格をかけると17億円近くに達しています。2.7億円の費用で、約17億円分の知識が市民に還元されていて、その効果は非常に高いと言えます

★平成23年度図書館年報で確認すると、平成23年度の資料購入費予算額は2,200万円で、平成24年度は1,500万円と急激に減っています。現在の図書館費は少なすぎます。市民の知る権利を保障するためにも、図書館の予算をもっと増やすべきだと考えます。図書館の充実が、市民の知識の向上につながり、それが三田市の発展の基礎となります。コスト削減ありきで図書館に指定管理者制度を導入するべきではありません


参考リンク

平成23年度 図書館年報


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